「と」の世界

神田橋篠治先生は、著書「精神医学の知と技 技を育む(中山書店)」の第1章 知と技を巡っての冒頭で、「と」について以下のように述べています。

 「と」は不思議な助詞で、単に二つのものを並べてつないでいるだけではなく、二つのものの関係について連想する方向へ、読み手を誘う能力をもっています。日本語の持つ輪郭の淡さが「と」に力を与えているような気がします。ここでは、知と技の組み合わせから連想してみましょう。知のための技、技のための知、と連想すると、両者は対立していながら、互いに相手を必要としているのがわかります。技と無縁の知、知と無縁の技と連想するとさらにはっきします。すなわち、知と技は助け合わなければならないのです。

 ここで、ふと、コンテントとプロセスのことが頭に浮かんできました。

 コンテントのためのプロセス、プロセスのためのコンテント。コンテントと無縁のプロセス、プロセスと無縁のコンテント。と、連想してみると、コンテントとプロセスは、同時に起きているけど、関係性はどうなんだろう・・・、みえているものは偏りがあるだろうし・・・、その偏りを変えていく必要があるだろうか・・・、変えるとしたらどう変えるのか・・・、バランスよくしていくにはどうしたらいいだろうか・・・、概念学習と体験学習は・・・、等など、連想から妄想の域に行ってしまっていないか心配になっていたり、とこの週末、自分の内的世界に入り込んで、本の読み進む速度が極端に遅くなっていましたが、それはそれで納得感がありました。

 これからは、少し、『○○「と」○○』の世界に入り込む時間を持ちたいと思う週末でした。

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