心と身体の豆知識 12

人それぞれ、個人差ありますが、

コミュニケーションを苦手とする人向けに、「自己表現」をテーマとしてとりあげていきます。

今回から、自己表現を妨げている要因の一つである、「自分の枠」を取り外す方法を記載していきます。

3回目 最悪の事態を想定しない

最悪の事態とはいったいどのような事態かというと、マイナスのスパイラルに巻き込まれて、おそらく最終的に「人生めちゃくちゃ」と考えるものです。

加えて、最悪の事態になるプロセスを想定するまでもなく、相手に受け入れられない場面を想定することで、「そんなの耐えられない」と発言を根っこから止めてしまうことです。

しかし、自己表現をしたことで、人生がめちゃくちゃになるというのは、ほとんど起こりそうもない否定的な結末を予想した事態のことで、それは大げさであり非現実的でもあり、まずは起こり得ない発想であることさえ忘れています。例えば、このような具合です。「今私のアイディアをAさんに伝えても、Aさんは焦っているから多分聞いてくれない。すると私は気分を害する。もしAさんが耳を傾けたら反対するに決まっている。すると私は怒り心頭になって、泣き出すか怒鳴りだすわ。Aさんとの関係は終わってしまうし、Aさんのような私を理解してくれる良き友達にはもう出会うこともない。あぁ、私の人生はめちゃくちゃになってしまうわ。」のような。

また、自己表現には必ずといっていいほどリスクはつきものですから、受け入れてもらえない可能性があることは前提であり、その場合に「そんなの耐えられない」と出てしまう言葉を、「それが何だと言うの」と考えを切り替え、言葉を置き換えることができたら、抑制された状態から解放されていきます。

参考文献:「女性の自己表現術」パメラ・バトラー著 創元社

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