無我夢中の二日間

世間では、「Go Toトラベル」の四連休の最中、我が家では、大切な大切な愛犬が急病になり、大騒動の二日間を過ごしていました。

事の発端は、愛犬の餌が変わるタイミングに、注意を怠ったことから始まりました。犬や猫などのペットは、食事の内容が急激に変わると、胃腸炎を起こすことがあるそうなのです。我が家では、まさに、これをやってしまったのです。嘔吐・下痢・食欲不振、ぐったり元気なく、いつもの愛犬では全くなくなってしまいました。

日頃お世話になっている獣医師には、メールで相談にのっていただけていましたが、病院に行かれないのです。

我が家に車はなく、その病院へは、いつも、ペットタクシーを利用していました。しかしこの日、ペットタクシーは予約で一杯。藁をも掴む思いで近所で開院している動物病院へ行ってみると、成育歴や既往歴を散々尋ねられた挙句、「自分はあくまでもセカンドオピニオンをした立場であり、今回のような大事な場面での処置は、引き受けられません」と言われてしまいました。その上、その獣医師は、「先ずは、何とかして餌を食べてもらう工夫をしてみることを勧める」と仰るのです。到底理解できずにいました。慎重で丁寧な獣医師なのかもしれませんが、私は、落胆・悲しさ・怒りといった感情を抱いてしまいました。
そこで、何とか餌を口にしてもらう工夫と努力をしつつ、他に助けを求める道を模索し続けました。最近では、往診専門の獣医さんもおられ、そうした資源の利用も考えましたが、この四連休はお休みだったり繋がらなかったりでした。
結局、いくつか当たった中で、たまたまペットタクシーの翌日の予約ができて、日頃お世話になっている動物病院で診察していただくことができました。

愛犬の診察をしていただき、注射と点滴をしていただくことができました。
この二日間、あちこちに電話かけまくったり、第2・第3の方策を講じたりと、心痛の中、頭をフル回転、無我夢中でした。

今回のような、自力ではどうにもコントロールできない出来事にであった時は、冷静に、事務的に対処することが大切だと思いました。中々日頃から、こうした訓練をする機会はないし、こんな機会はない方がいいけれど、とも思いました。

また、一緒になって、困ったりがっかりしたり喜んだりしてくれる人がいるというのは、何としてもがんばろうと思うエネルギーをもらえるありがたいものだということを痛感しました。

そしてまた、一連の出来事を成し遂げる過程で、新たに知り得た情報があったことにも気づき、実り多い一日を過ごしたような気になり、充実感も得られました。

愛犬よ、一日も早く良くなぁれ!

翼の周辺

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