マインドフルネスと私 その1
マインドフルネスが習慣になって、2年余りになります。私は、毎日、30分ほど行っています。特に時間は決めておらず、できる時にやることにしています。
呼吸に集中5分、体に集中5分、音に集中5分、思考と感情に集中5分、無選択の意識に集中5分、最後に再び呼吸に集中5分で30分です。
思い立った時に出先でもどこでもできるように、この30分間を予めICレコーダーに録音しておいて、イヤホーンをつけて行っています。
イヤホーンから流れてくる自分の声以外の音、これは主に録音時に拾ってしまった生活音なので、要するに雑音なわけで、この聞き慣れてしまった耳障りな音なしだとどうなるのかを試してみたくなりました。比較的静かな場所・時間を見計らって、イヤホーンなしで行ってみました。
すると、イヤホーンありとの時と比べて、集中することが難しいことがわかりました。
囲われている中では、うっとうしいこともあるし、もっと解放感を味わいたくなったけれども、枠が取り払われ、無限の中で感覚を研ぎ澄ませなければならなくなると、あちこちへの迷い心が生じたりして、不安定な状態になってしまいました。
人は、社会のルールや慣習の中で不自由さや面倒くささを感じるけれども、しかし、もしこれらが全くない奔放が赦される状況に身を置くとすると、自身を律したり自信をもって物事を選択するのに役立つなにがしかの拠り所や基準をみつけたくなるのではないかなと察することに通じている気がしました。
この体験をしたことで、集中力をより高め瞬間の中にある心身の感覚をより感じるために、イヤホーンなしでのマインドフルネスを続けていこうと思っています。
ところで、マインドフルネス。これはとてもお勧めです。何が?の答えは、「とにかくやってみるとわかる」です。私が、そう言われて始めてみて、続けてみて、「なるほど」とつくずく感じていることです。