心と身体の豆知識 14
人それぞれ、個人差ありますが、
コミュニケーションを苦手とする人向けに、「自己表現」をテーマとしてとりあげていきます。
今回から、自己表現を妨げている要因の一つである、「自分の枠」を取り外す方法を記載していきます。
4回目 自分を信じよう
自己表現することを妨げている要因をみつけてみましょう。
例えば、相手から思われたくない、見られたくない自分を想定、自己表現をやめてしまっていないか、もし~でならば自己表現しようと、始めから自己表現するための条件を定めていないか、あるいは、自己表現することによって訪れると決め込んでいる事態を回避しようとしていないか、などです。これらはどれも、自己表現に対して否定的な言い聞かせを自分にしています。
そこで、先ずは、常に、自分の行為に対して「自己監視」をしてみます。行為の前、最中、後と、自分の行為を否定していないかどうかをチェックするのです。そして、否定的だと気づいた時に、「ストップ」と心の中であるいは口に出して、叫ぶのです。否定的な考えを止めるのです。
そして次に、自分を肯定して支えるような言い聞かせの言葉を自分自身に対して話しかけます。言い聞かせの言葉は、前もっていくつか用意しておくと良いでしょう。
例えば、①私は私、自分の気持ちを正直に率直に伝えるだけでいい。②マイペースで。完璧でなくてもいい。頭の中がぐちゃぐちゃになったり真っ白になったりしたら、そのままを言葉にすればいい。③相手の反応は大したことではない。正直に言えることで充分。など。
このように、自分の習慣を知り、自分を否定する言葉を止めて、自分を肯定するする言葉を増やしていくことで、自己表現は難しいものでなくなっていきます。
参考文献:「女性の自己表現術」パメラ・バトラー著 創元社